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【12/3】PMI、11月は47.4に低下

フィリピンの製造業景況は11月に急激に悪化した。生産高と新規受注はともに2021年8月以来の大幅な減少率を記録した。

S&Pグローバルが1日に発表したレポートによるもので、製造業活動の指標であるフィリピン製造業購買担当者景気指数(PMI)は11月に47.4となり、前月の50.1から低下した。
PMIは0から100の間で変動し、50を超えると前月比で全体的に増加、50を下回ると全体的に減少を示す。

新規受注と生産量が最も大きな悪影響を及ぼした。新規受注は3か月連続の減少で、11月は2021年8月以来の大幅な減少。これは、顧客需要の低迷と製品ライフサイクルの変化による需要の減少が原因とされる。生産も新規受注と同じ傾向を示し、3か月連続で減少し、2021年8月以来の大幅な減少となった。

ただ、S&Pの経済ディレクター、トレバー・バルチン氏は、「しかしながら、製造業は今後12か月間の楽観的な見通しを強め、新規プロジェクトや経済状況の改善による成長を期待していることから、明るい兆しも見られる」として、今後の成長に対して楽観的な見解を述べている。

(2025年12月3日)
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