【10/22】フィリピンエネルギー省と経産省、エネルギー協力覚書を締結
フィリピンエネルギー省(DOE)と日本の経済産業省は、エネルギー協力に関する協力覚書を締結した。
経産省資料によると、主な協力の内容は、以下のとおり。
1. エネルギー・トランジション分野における技術・マネジメントスキルを強化するための能力構築および研修プログラム
2. 再エネの導入、グリッドの統合、エネルギー貯蔵、スマートグリッド、水素・アンモニアの活用、省エネ、LNG、CCUS、政策枠組みなどの分野における知見及びベストプラクティスの共有
3. 革新的かつ持続可能なエネルギーソリューションの実証および展開に向けたパイロットプロジェクトでの協力
4. エネルギー・トランジションを支援し、クリーンエネルギーへの投資を促進する規制枠組みの構築に向けた、政策対話および関係者との連携
フィリピン政府は同国エネルギー計画に基づき、再生可能エネルギーによる電力の割合を、現在の22%から2030年までに35%、2040年までに50%に拡大することを目指している。
覚書は、マレーシアのクアラルンプールで2025年10月16日から10月18日に開催された第43回ASEANエネルギー大臣会合の閉幕後に署名された。
(2025年10月22日)