【6/6】フィリピンの経済成長率5.6% OECD予測
OECDが3日に発表した各国の経済予測レポートにおいて、フィリピンの実質GDPは、2025年に5.6%、2026年に6.0%の成長が見込まれるとされた。
民間消費は堅調な労働市場と低インフレによって支えられ、投資は金融緩和と公共インフラ支出の増加を背景に緩やかに増加すると予測されている。下振れリスクとしては、米国や中国を含む主要経済の予想以上の減速が、フィリピンの輸出需要を減少させ、送金の流入に影響を与え、国内消費と投資に悪影響を及ぼす可能性がある。
財政政策は2025年と2026年ともに中程度の緊縮政策となり、財政赤字は2024年のGDP比5.7%から2026年には4.6%へと段階的に縮小すると予測されている。
(2025年6月6日)